あらすじ
砂漠の王国・モーント。
奴隷としてこの地に売られてきた少女・エメは、バザーで一人の青年に買われる。
その額、五千リグル――王国でも滅多に見ぬ大金だった。
「お前は王の側仕えとなるのだよ」
そう告げられたエメが仕えることになったのは、若くして即位した孤独な王。
重責に押し潰されそうになりながらも、真っすぐに国と向き合おうとするその姿に、次第に心を惹かれていく。
やがて国を揺るがす謀反の影が忍び寄り、王宮に激しい嵐が吹き荒れる――
少女は、誰のために、何を信じて生きるのか。
異国情緒あふれる王宮を舞台に描かれる、恋と運命のエキゾチック・ファンタジー。