あらすじ
指先が臍のあたりまで達し、手の平が下腹部を覆う。ゆっくりと力が込められ、お腹が圧迫される。不意に悠里の手が腹の中へと沈む。まるで水にでもなってしまったかのように、お腹がトプンと音を立てていた。
驚きに目を見張る暇もなく、腹の中をまさぐる感覚に身をよじる。悠里の手が、指先が、腹の中を泳ぎ回る。ゆっくりと腹の中を混ぜるように腕を回し、指先が触れる臓腑を優しく愛撫する。
耐えがたい不快感に、そしてその裏に潜む快感に、悲鳴とも嬌声ともつかぬ声を上げてしまう。悠里にしがみついて、白い肌に爪を立てる。
「気持ち良い?」
訊かれて思わず、大きく頭を横に振った。
「気持ちいいでしょ? こんなにエッチな声が出てるんだから」
口の端を歪め、悠里は内蔵を鷲掴みにする。思わず身体をのけぞらせて悲鳴をあげる。腹の中を揉みしだかれるたびに、こらえきれずに声が漏れる。
胃を掴まれたのだろうか。激しい吐き気に襲われて嘔吐する。あまりの苦しさに涙が流れた。鼻からも吐瀉物が溢れ出して息ができない。口中に酸っぱい味が広がる。