あらすじ
主人公アヤは、ー本当の自分を生きなさいーというふと聞こえてきた不思議な‘‘声‘‘と、亡くなった祖母が残した言葉に導かれ、問題はないが、特に情熱を感じることもない仕事を辞める事を決意した。
彼氏もなく、もちろん結婚もしてなくて、おまけに職まで失ったその日、
車に跳ねられそうになった男の子を助け代わりに自分が車に跳ねられてしまう。
死を間近に感じた時、アヤは自分の中に閉じ込めていたかつての恋人正道への愛と想いに気がつく。そして過去の彼への在り方を悔やんだ。
意識が消えゆく中、ただ切に正道への愛を祈ったアヤ。
しかし、アヤは死なず、アヤの意識だけ‘‘蓮の庭‘‘という不思議な場所へ導かれる。
そこは今のアヤのように、人生で悔いが残る人の過去を変えることが出来る神聖な場所だった。
その‘‘蓮の庭‘‘には女主人シュラと、アヤの意識をそこに運んでくれたトト、そしてお喋りする可愛い双子の白狐が住んでいた。
シュラ曰く、
アヤがこの‘‘蓮の庭‘‘を訪れたのが実は二回目で(現実世界に戻るときに‘‘蓮の庭‘‘の記憶は消えるので今のアヤにその記憶はない)
本来、天の掟により、ここに来れるのは一度きりという絶対的な決まりがあり、
今アヤが‘‘蓮の庭‘‘に再訪出来ていることは、本来は不可能であり、前例のない特異な状況だという。
そしてそれは一度目にアヤがここを訪れた時にシュラと交わした重要な約束が関係していると説明する。
シュラが、その約束を叶えるには、アヤがこれから先ここを訪ねてくる人の縁の中で得る学びや気づきという鍵が必要であると説く。
アヤはここ‘‘蓮の庭‘‘で彼らの仕事を手伝うことで、その鍵を得ることを決意し、
悔いている過去を変えるためにここを訪れる人々とアヤの交流が始まる。
あの日の不思議な‘‘声‘‘と、おばあちゃんの言葉に導かれ
自分を信じ勇気を一歩踏み出した結果、
一瞬、すべて失い終わったうようにみえた。
だが、それこそが、アヤの中に眠っていた本来の能力を目覚めさせ、
ー本当の自分を生きるーということの始まりだったのだ。