あらすじ
朝起きたら、枕元に白くて丸い「なにか」がいました。
手のひらサイズ。
ぷにぷにやわらかい。
そして「ぷ」と鳴く。
それだけの存在。
名前は「ぷ」。
見た目も「ぷ」。
鳴き声も「ぷ」。
食べ物も食べない。
水も飲まない。
でも元気。
ころころ転がったり、
ぴょんと跳ねたり、
たまに消えたと思ったら冷蔵庫の上にいたり。
春には桜の花びらを頭に乗せ、
夏には扇風機の前で「ぷ〜〜〜」と声を震わせ、
秋にはどんぐりと間違えられ、
冬には雪だるまの帽子になる。
特別なことは何も起きません。
冒険もしません。
成長もしません。
ただ、そこにいるだけ。
でも不思議。
ぷがいるだけで、なんだか毎日が愛おしくなる。
「おはよう」「ぷ」
「ただいま」「ぷ」
「おやすみ」「ぷ」
同じような毎日。
でも、ちょっとずつ違う。
その「ちょっと」を一緒に過ごす。
これは、何もしない白い生き物「ぷ」との、
世界一ちいさくて、世界一やさしい日常の記録。
読むと、なぜか心がぽかぽかする。
難しいことは何もない。
ただ「ぷ」がいる。それだけ。
「ちいかわ」よりもっとシンプル。
「すみっコぐらし」よりもっと何もしない。
でも、だからこそ愛おしい。
通勤通学の片手間に、
寝る前のひとときに、
疲れた心に「ぷ」をどうぞ。
説明はありません。
意味もありません。
答えもありません。
あるのは「ぷ」と、あなたの想像力だけ。
さあ、「ぷ」との暮らしを始めましょう。
きっと明日が、ちょっとだけ楽しみになります。