あらすじ
17年前に行方不明になった女子高生・香坂希乃が、廃墟となった山中の学生寮から白骨死体となって発見される事件が起きた尾荷尾市。捜査は難航し、事件発生から一カ月以上が経っても解決の兆しは見られない。そんな中、当時香坂希乃が在籍していた私立弓形学園は2学期を迎え、2年生に転入生の折口芙蓉が姿を現す。その容姿は香坂希乃に瓜二つであった。芙蓉は隣の席の男子生徒・曲木一蒼に香坂希乃は自分の前世であり、当時の記憶が一部残っていると告白。個人的に香坂希乃の事件を追っていた一蒼は芙蓉と協力し、真相究明に奔走する。しかしその先に待ち受けていたのは、尾荷尾市に伝わる鬼の伝承に纏わる深い闇であった。
主な登場人物。
折口 芙蓉(おりぐち ふよう)
弓形学園高等部に転入していた女子生徒。前世である香坂希乃記憶を一部有しており、誰が自分の前世を殺したのかを知りたがっている。
曲木 一蒼(まがき いっそう)
弓形学園高等部の男子生徒。民俗学に興味を持っており、鬼の伝承が残る赤美山について調べていた時期に香坂希乃の事件が発生した。
弓形 白羽(ゆみなり しらは)
弓形学園の司書教諭。地元の名士であり、弓形学園を運営する弓形家の人間。
弓形 矢継彦(ゆみなり やつぎひこ)
弓形学園高等部の美術教諭。白羽の弟。
弓形 一矢(ゆみなり かずや)
弓形家の当主にして、弓形学園の理事長。白羽、矢継彦の父親。
大前 有子(だいぜん ゆうこ)
一蒼の同級生で友人。夏休み中に距離を縮める。
安土 吾郎(あづち ごろう)
尾荷尾警察署捜査課所属の刑事で、経験豊富のベテラン。
鬼木 (おにき )
尾荷尾警察捜査課所属の刑事。安土とバディを組む若手。