あらすじ
鴬のなくなる声は昔にて わが身ひとつのあらずもあるかな 藤原顕忠朝臣母 (後撰集81)
ささのくま ひのくま川に 駒とめて しばし水かへ かげをだに見む ひるめのうた(古今集1080)
ちかはれし かものかはらに駒とめて しばし水かへ影をだにみん あつたゞの朝臣母(後撰集1129)
登場人物
・六条の御方=源静(みなもとのしずか)。藤原時平の第二夫人。時平の次男・顕忠の母。河原の左大臣・源融の孫娘。時平の妻妾たちの間では「静(せい)さま」と呼ばれる。
・北の御方=廉子女王(やすこひめおう)。藤原時平の正室。時平の長男・保忠の母。時平の妻妾たちの間では「廉(れん)さま」と呼ばれる。
・本院の方=藤原松子(ふじわらのしょうこ)。時平の愛妾。別名二条の御息所。時平の妻妾たちの間では「松(しょう)さま」と呼ばれる。別名、伊勢。
・大姫=藤原仁善子
・中の姫=藤原褒子
・三の姫=藤原時子
・本院の左大臣=藤原時平
・東七条の后=藤原温子。宇多法皇中宮。時平の異母妹
・平中=平貞文。色男気取り
・在五の中将=在原業平