あらすじ
幼少の頃からピアノばかりの毎日を送ってきた少女・未音(みのん)は、音楽科のある中学を受験するが、すべて不合格。
大好きなピアノに挫折し、クラスメートたちからは嘲笑され、周囲の大人たちは両親も含めて、腫れ物を触るように彼女に接する。
そんな地元にはいられないと思う中、ひとり暮らしをする祖母が、未音に同居を提案。
未音は自分の意思で祖母と暮らす決意をし、小学校を卒業した2022年3月、東京から北関東の祖母の家に向かう。
すると、ひとつ年上の旬(しゅん)という謎の少年が一緒に住んでいて……。
日本で実際にあった戦争を見つめる、自信を失くした少女の、春から夏への物語。
笹井未音(ささいみのん)(中1) 内向的な頑張り屋の少女。ストリートピアノを突如、見事に奏でた母親に憧れ、4歳でピアノを習い始める。ピアニストを目指し、音楽大学付属中学を受験するも、実技のときに緊張のあまり過呼吸で演奏ができず、不合格。ピアノに向きあえなくなっていたところ、祖母の家に東京から移り住み、そこで旬と出会い、次第に惹かれていく。
光丘旬(みつおかしゅん)(13歳) 未音の祖母の家で暮らしているが、中学に通っていない不思議な少年。明るく、まっすぐ。たけのこの掘り方、チャボの抱き方……自然に関することを未音に教えるうち、次第に未音の心を開いていく。
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☆某出版社から戦後80年の2025年春に刊行予定でしたが、某出版社の「経済的理由」でボツになった作品です。
その後、とある児童文学の公募で規定枚数にするため、原稿用紙85枚分を泣く泣くカットし応募、最終選考に残りましたが、受賞ならず。
それでもたくさんの方にお届けできたらと、ここに公開することにしました。