あらすじ
「わが子アブサロムよ わが子わが子アブサロムよ ああわれ汝に代りて死たらんものをアブサロムわが子よわが子よ」。(サムエル後 18:33)王はそう言って泣いた。私が愛したアブサロムは反逆者だった。
『愛してはいけない人 アブサロム』
美しき髪は風を纏い、
王の影に揺れていた。
その瞳は甘く、狂おしく、
触れてはならぬ炎のごとく。
血の絆は絡まり、
愛と憎しみは交錯する。
父の胸に剣を向け、
心は裂け、魂は彷徨う。
禁じられた愛の痛み、
赦されぬ刃の切なさ。
彼の名は囁かれ、
誰もが知る悲劇の詩(うた)。
その美貌は呪いとなり、
その野心は炎となって燃え尽きる。
愛してはいけない、その人、
アブサロム、永遠の孤独者。