あらすじ
「死神に近付いたら殺される」――その神官は人間からそう恐れられていた。
100年に一度。世界の秩序を保つため、聖女を生贄に捧げる儀式を行なっていた不老のエルフの神官、ルーク。
そんな彼が出会ったのは、笑顔が可憐な少女「エマ」という聖女だった。
「私が世界を救えるなら、喜んで命を捧げるわ」
七つの感覚を失い、最後は死ぬ運命だと分かっていながら――それでも笑う彼女の強さを、ルークはすぐに理解することができなかった。
次第に惹かれ合い、刻々と近付く最後の瞬間。
「もっと早く君と出会いたかった」
いま隣にある幸せを大切にしたくなる、切ない恋物語。