あらすじ

人間の遥か上位存在である神や精霊、悪魔より力を授かって世界中に点在するダンジョンや強大な魔物と戦う類の世界に転生した男。  辺境伯家の三番目の男児として生まれた男に授けられたその力は、絶対的な力を持つ神格を起点にした一つの神話の力。  転生者であるが故に、その神話に付いて知識を持っていたが故に、男は自らの力の危険性の全てを理解していた。  これは世界を滅ぼせる力だと。  半日もあれば全てを無に帰せると。  己の身に纏わり付く危険性を理解して、更にはそれによって起こり得る面倒事を排斥するために。二度目の生たる今世の捻じ曲がって人間関係に厄介ごとの極みのような自身の出生を理由として生家を離れる事にした。  その後の紆余曲折に伴って、この世界における大半の子供が通う学園に入学しそこを出るという約束の元、本来の予定よりも三年も早く学園へと入学することになる。  大体六年、長くても九年、早ければ三年。  この先の人生で考えれば短い時間を大人しく学園で過ごすのを了承した男は、程よく平凡で淡々とした学園生活を送っていく。  学園を出た後の、何のしがらみもない自分自身の好きに生きられるようになる日常、その中で行う憧れと目標を夢想しながら。  ダンジョンで栄光を掴み、自らの存在証明を果たすという憧れ。  自身にこの力を授けたであろう顔無しの神を殴り飛ばすという目標。  その二つを夢想しながら学園での生活を送り、時折我慢しきれず学園内外のダンジョンに飛び込みながら。  男は第二の生を楽しむための日々を生きていく。静かに平凡で。 「ま、そんなの面白くないから誘蛾灯になってもらうけどね。ふっふーん、頑張ってね死にはしないと思うしさ♪」

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カクヨム
カクヨム2025/06/30
  • 現在の作品力を授かって戦うタイプの世界に転生したけど、授かった力がどう考えても終わってる