あらすじ
■剣の腕前は可もなく不可もなく。十歳から仕官を求めて廻国の旅へ。十年経ってもまだ浪人のまま。その日暮しの男神(おがみ)真之介は、なんでもやる。どぶさらいから留守番、荷車の護衛、豪農豪商の用心棒……
■藪坂(やぶさか)藩城下で大工長屋で暮らす真之介は、ある日、奇妙な賭け事がはやっていることを浪人仲間の山本孫兵衛から聴かされた。
賭けの対象は、ある人物(佐々木世之介)。世之介はここ十年余、「ありがとう」「かたじけない」と感謝のことばを一切口に出さないという。そんな世之介に感謝のことばを引き出した者が、賭けの勝者だという。多くの藩士たちがこの賭けに参加しているというのだが……
◇読み切り短編です。(他にも男神真之介が活躍する物語がありますので、よろしくお願いいたします(´∀`*)
Ⅰ『神様のはかりごと』
Ⅱ『譲りの善右衛門』
Ⅲ『悲願花』
Ⅳ『羞恥の向こう側』
Ⅵ『殺らずの雨』