あらすじ
季節がうまく巡らなくなった世界。
その異変の原因を探るため、季節を持たない少女・ツキナは旅に出た。
訪れた先は、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る巫女たちが住む四つの国。
けれど彼女たちは皆、誰かを想い、傷ついたまま時間の中に取り残されていた――。
ツキナは彼女たちの想いに触れ、言葉を交わすことで、それぞれの心に少しずつ変化をもたらしていく。
旅の終わりに待っていたのは、季節を狂わせた“理由”と、ツキナ自身の正体。
これは、季節と季節の間に生まれた名もなき少女が、想いを繋ぎ、存在の意味を見つけていく物語。
記憶の中のわずかな揺らぎのように――心のどこかに、そっと残る余白を、あなたに。