あらすじ
『静謀日和(せいぼうびより)』
――静かに謀(はか)る者に、嵐はよく似合う。
あらすじ:
「パパ、それ、死体じゃん」
娘のその一言が、日常に亀裂を入れた。
地方都市で“市の広報担当”として穏やかに働く篠原は、通勤途中に奇妙な事件に出くわす。
道路脇のブルーシート。浮かぶサングラス。見覚えのある形。そして思い出せない名前。
現場に残された違和感。
警察発表よりも早く真相に気づいてしまうのは、まさかの小学2年生。
ポケカとYouTubeに夢中な娘・詩乃の観察眼が、事件の鍵を次々と外していく。
──だがその先に待っていたのは、「記憶の罠」だった。
笑えて、刺さって、どこか切ない、エンタメクライムサスペンス。
登場人物紹介(簡易版)
篠原(36)
市役所・広報課の職員。お洒落で頭は切れるが、日常に疲れ気味な父。喫煙者。
詩乃(7)
篠原の娘。小学2年生にして観察力抜群。流行に敏感。毒舌気味。
氷川 香澄(31)
広報課の係長。クールビューティーで有能。篠原には敬語。内心では好意を抱いている。
若林 翔太(29)
人懐っこくておっちょこちょいな後輩。詩乃に翻弄されがち。
沙織(40)
篠原の妻。しっかり者。詩乃の性格に強く影響を与えている。