あらすじ
始まりの国の王子。
そう言えば本来なら無条件に頭を下げられるべき人、それが僕フィリップだ。
だけど、僕は身罷ることを計画されるくらいに冷遇されていた。
父親である国王陛下もそれを積極的に推し進めるくらいに。
そんな父親を殺したのは憎しみからではない。
むしろ何も感じなかった。初めからこの人は僕が殺すべき相手だったから。
そんなことより、僕にはやるべきことがある。
さっさとこんな国からおさらばして、僕の最愛の人リリアンを幸せにしなくてはいけないのだ。
8歳と言う年齢差が僕達の間を阻んでいるけど、僕は本気さ。
例え僕を選んでくれなくても、僕は絶対にリリアンを幸せにするよ。
こんな僕を慕い、尊敬し、忠誠を誓ってくれるのだから。
だからねえ、守り神様。
僕にその力を下さい。
リリアンを守り、幸せにする力を。
ただそれだけなのに……どうしてこうなったのかな?