あらすじ
宇宙暦四八八年。銀河中央を治めていた帝国「カイザードーム」が突如崩壊し、統治AIは沈黙、星々は混乱の中でそれぞれ独立を始める。銀河は秩序を失い、戦乱の時代へと突入した。
混迷の中、三つの新たな勢力が立ち上がる。
一つは軍事力とAIによる支配を掲げる「アルディア帝国」。
一つは外交と情報によって宙域の安定を目指す「ノルディア同盟」。
そしてもう一つは、義と民意によって辺境を守る「レオンハルト自由宙域連合」。
各勢力の指導者たちは、理想と現実の間で揺れながらも、次第に避けがたい銀河規模の戦争へと引き込まれていく。
一方、契約のみを信じる傭兵団「血の契約」が動き出し、そして終盤、かつてのAI制御システムが独自進化を遂げた存在「ヘリオス」が姿を現す。
これは、支配か共存か、義か利益か――三つの思想が激突する、星々の叙事詩である。