あらすじ
小さい頃からガリ勉な片貝宗。彼がそこまで勉強するのは、幼馴染が「勉強できる人って格好いいよね」と小学生の時に言っていたからだった。幼馴染のことが好きな宗は、その言葉を信じひたすらに勉強してきた。しかし——。
「ごめんね、宗のことはそういう対象には見られない」
呆気なく振られてしまい、宗は抜け殻のようになった。
無事大学に合格し上京した彼は、東京に住む親戚の家に転がり込む。まるでゴミ屋敷のような場所に住む小野口正平は、だらしない大人そのものだった。朝はずっと寝ているし、いつだって酒臭い。
それなのに何故かお金を持っている。一体どんな仕事をしているんだと宗が疑問に思った時、正平は答えを口にした。
「俺の仕事? ……ホストだよ」
それから宗は夜の街に誘われる。初めは正平の勧めだったが、段々と宗自身がホストの仕事にのめり込んでいくようになった。秘められた才能が開花し、次々に女性を虜にしていく。
「悔しくないのか。男として、幼馴染を見返したいと思わないのか」
これはガリ勉眼鏡が夜の街に飛び込み、伝説として名を刻んでいく物語。