あらすじ
魂の旅路
― 輪廻の底、希望の炎 ―
地獄の底で 叫んだ声は
誰にも届かず 痛みだけが答えた
それでも 手を伸ばした
ただ 誰かを救いたくて
餓鬼の乾いた風のなかで
一滴の水を 探していた
渇きに泣く声を聞きながら
与える喜びを 初めて知った
畜生の夜 本能に揺れ
命の連なりを抱きしめた
弱きものを守るため
牙を捨てた その瞬間
修羅の戦火 怒りに染まり
憎しみの渦で 魂が揺れた
だが剣を下ろしたその時
赦しという名の光を見た
そして 人間という仮面の迷宮へ
怠惰 傲慢 虚飾 蔑み――
複雑に絡む鎖のなかで
自由という名の試練に挑む
善とはなにか
愛とはなにか
答えはない だが選び続ける
その一歩ごとに 炎は灯る
記憶の海に揺れる灯火
迷いながらも 消えずに揺れて
何度でも 何度でも
魂は その光に向かって歩き出す
それは 希望と呼ばれる
最も美しく 最も危うい火
だが俺は 知っている
この炎こそが 生きるということ
――輪廻の底にあっても
希望は 燃え続ける