あらすじ
あらすじ
高校一年生の夏休み直前、持田鈴(もちだすず)は、今まで接点のなかったクラスメイト村田直人(むらたなおと)に声を掛けられる。持田鈴は突然話しかけてきた村田直人に、不信感を募らせながらも、村田直人との交流を図った。
持田鈴は普段関わりのなかったタイプである村田直人の性質に、鬱陶しく思いながらも、僅かに興味を持つようになる。
村田直人は本も読まなければ、自分で物事を選択できないほど、臆病な人間だった。そんな自分にしか見せない臆病な村田直人を、持田鈴は次第に愛おしく思うようになる。
夏休みに入っても、持田鈴は趣味であった小説が書けず、スランプ気味だった。思い出すのは村田直人との会話ばかりで、一向にやる気が湧いてこなかった。そんな気持ちを脱却すべく、持田鈴は村田直人のラブレターを書き上げることに注力する。今までどんなことをしても書けなかったのに、急に書ける喜びを思い出す持田鈴。
しかし、その一日かけて書き上げた物語を、学校でたまたま会った村田直人に勢いで渡してしまって……。
果たして、二人の想いは重なるのか。