あらすじ

この部屋は、本当は存在しない。 そして、あなたも――すでにこの世界にはいないのかもしれない。 夜な夜な響く、壁の向こうの“カリカリ”という音。 それはじわじわと近づき、やがて自分の体の一部を奪い始める。 夢の中で見るのは、口だらけの自分。 目の前には血で描かれた自分の顔。 読むほどに、あなたの記憶が、存在が侵食されていく。 これはただの物語ではない—— あなたを「壁の向こう側」へ誘う、狂気の招待状。 そして、ここまで読んだあなた。 いま、背後を振り返ってみてほしい。 誰もいないはずのその場所で、 “カリカリ”と音が聞こえていないか? もし聞こえたのなら、 もう遅い。 あなたは、すでに“壁の向こう側”に足を踏み入れている——。

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カクヨム
カクヨム2025/06/25
  • 現在の作品壁の向こう側