あらすじ
魔術がすべてを支配する世界。
魔術の才がある者は上層に、魔術の才がない者は下層に──。
下層スラムの外れ。魔道具の残骸が積み上がる場所で、少年アレンは今日もガラクタを拾い集めていた。貧困と飢えの中〈ゴミ拾い〉として見下されながらも、アレンはガラクタを売って生活をしていた。
だが、彼は気付いていなかった。
拾ったガラクタの中に混じる魔術の痕跡を無意識に読み取っていることを。
本来は一人に一つとされる魔術の〈原典〉を、アレンは独学と直感で次々と再現していく。その異常な才能はやがて貴族社会を震撼させ、魔術の歴史を塗り替えることになる。
これはガラクタ拾いの最底辺の少年が、あらゆる魔術を創造し──すべてを凌駕する物語。