あらすじ

「はじめまして、名探偵です」 「この学校には、絶対に、謎があるわ」 そう言い放ったのは、転校初日の自己紹介の場だった。 先生が慌てて何か言おうとしたのも無理はない。クラス全体が「え?」という空気に包まれる中、転校生――九条かすみはにっこりと笑って、さらに続けた。 「私は九条かすみ。転校してきた理由? それはもちろん、この学校に眠る未解決事件を解き明かすためよ!」 ……そんな理由で転校してくるやつ、聞いたことない。 いや、そもそも“未解決事件”ってなんだ? 誰もが固まる中、なぜか彼女の視線が僕の方を向いていた。 そして、まるで当然のようにこう告げた。 「助手は、そこの男子に決めたわ。……君、顔に“巻き込まれ体質”って書いてあるもの」 「書いてないけど……!?」 こうして、僕の平和だった学校生活は――終わった。

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小説を読もう2025/06/02
  • 現在の作品転校生は名探偵(自称)