あらすじ

大河ドラマはファンタジーであり、歴史小説もファンタジーである。 現代を生きる歴史の証人であったも事実を知らず、況して前世の歴史家が正しい歴史を語ったと思えない。 それは風評であり、人聞き、勘違い、思い込みである。 そこに残るのは様々な思惑を載せた公文書と私的な日記が残るだけであった。 織田信照は天下布武を唱えた織田信長の弟であり、転生した知識を生かして天下を統一した。本能寺で饅頭を喉に詰めて死んだ信長に代わって天下を治めた。そして、戦国時代が終わり、大航海時代を生きた織田信照も死を迎える。慶長15年(1610年)、享年65歳。 愛する妻や子、孫に囲まれた大往生であった。 静かに目を閉じた信照の先にあったのは、懐かしい若きりし母の顔であった。そして、気付いた。 夢ではなく、二度目の転生であり、『ふりだし』に戻った。 うんざりした信照は乳母の乳を飲みながら、すべてを投げ出した。 様々な思いや願い、そして、記憶もどうでもよくなり、いつしか消えていった。 そして……。 ・ ・ ・ 信照もまた慶長15年(1610年)まで生き残り、再び終わりが近づいていた。 信照は城から戻ってきた孫に自分の半生を語り出す。 それは知識チートが消えた信照が、織田信照の名を捨てるまでの歴史であった。 戦国引き籠もりニート織田信照伝の開幕。

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小説を読もう2025/06/23
  • 現在の作品歴史小説『魯鈍の人(ロドンノヒト)』 ~戦国ニートの織田信照伝~