あらすじ

『粗筋』  着想30年!  この物語りは、1999年7月中旬にまで遡る。この日こそ、東京の奥多摩地方の奥深くに聳(そび)え立つ巨大な教会の真ん中で、阿呆世界最終救済教の「使徒昇段試験」の「阿呆の儀式」の実施日でもあったのだ。  「阿呆の儀式」とは、極簡単に言えば、「使徒」と呼ばれる「阿呆の儀式」を通過した信者達多くの前で、男女のカップル同士が真っ裸で10分以内に【性行為に成功】する事が要求されるのだ。  万一、それに失敗するば、何と最大10万ワットの強力な電力を持つ「人間電子レンジ」の中に放り込まれ、完全熔解されてしまうのだ。  現に今回も、一組のカップルのみが失敗した。  で、相方の男性は「人間電子レンジ」の中で完全熔解された。  だが、残ったもう片方の女性は、絶世の美貌を持っていた為か、初代教祖の阿呆裕一郎に命を救われ、「イヴの儀式」により、初代教祖の体液をドクドクと体内に放出されたのだ。  しかしこの阿呆世界最終救済教は、その「阿呆の儀式」の直前の1999年7月初旬に、自ら運営していたハンバーガー・チェーンで、死者100人以上、重軽傷者2,000人以上の集団食中毒テロ事件を起こしており、既に、警察・検察の公安が動いていた。  翌日には、警察に高弟と共に出頭するこの初代教祖は死刑をも覚悟しており、残された「使徒」達に向かって、2年前に関西地方で、わずか13歳で「小学生列車ギロチン殺人事件」を犯した少年Aを、「イヴの儀式」により、いずれ我が子を産むであろう女性の子供が女の子であるならば、将来、この生まれて来る女の子の「花婿」に迎えてくれと、遺言して行くのである。  この阿呆世界最終救済教とは、人類皆が「知恵」を捨てて「原始共産主義世界」に戻る事こそが、最終的な世界平和を齎(もたら)す事を根本的教義にしていたのだ。  だが、仮に女の子が生まれたにせよ、結婚できるのは20数年後でもある。またその頃には、とっくに名前も変えてこの世に出ている筈の少年Aを、一体どうやって探し出し、この「阿呆の花婿」に迎えるのと言うだろうか?  そこで熱心な信者の野田光一が2代目となり、この難役を敢えて引き受けたのである。  やがて、この教団は名前を「恒久平和を目指す集いの会」に変え、現代社会に溶け込んで行くのだった。  では少年Aはこの「阿呆の花婿」になれるのだろうか?  そして、「阿呆の花婿」になった場合、一体、どのような行動に出るのであろうか?  しかも、この少年Aは、自分は「小学生連続ギロチン殺人事件」の真犯人で無いと言って、はばからないのだ。  「人間電子レンジ」「男根ギロチン」「脳髄電子レンジ」等々の数数の器機の出現が、この物語りのエロ・グロ度を、更に盛り上げる。  しかもだ。この狂気の教団は、首都:東京都に「連鎖的核分裂反応」(核爆発)を起こし、まずこの日本を一旦リセットする極秘計画を、ずっと以前から練っていたのだ。  だが、一体、どのようにして、「連鎖的核分裂反応」(核爆発)を起こすのか?  また、この首都:東京壊滅計画は、では果たして本当に実現されるのだろうか?  実に、複雑で、幾十にも絡みあったこの「狂気」の物語りの驚愕の真実は、最後の最後で、全てが明かされるのだ。

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カクヨム
カクヨム2025/06/23
  • 現在の作品阿呆の花婿!!!