あらすじ
心がすべて“伝わる”ことが当たり前になった世界。
誰もが思考で会話し、言葉も個性も失われた合理主義の社会に、ただひとり“心が伝わらない少年”が生まれた。
孤独と隔離の中で育った彼のもとに、ある日、別世界から来た少女が現れる。
感情も個性も豊かで、筋肉だけが取り柄の彼女は、少年を外の世界へと連れ出す。
少年にとって初めての“言葉”、初めての“関係”、初めての“違い”。
この無感情な世界で、ふたりは本当の「心の通い方」を見つけていく──
伝えることの意味を問う、静かで熱いファンタジー冒険譚。