あらすじ
「俺に話しかけてるのか?……俺がドライバーXだ」
高校生にバイクは違法?知ってるよそんなの。
でも俺には、“誰かを運ぶ”っていう、逃げられねえ役割がある。
俺がバカなのか、正義の使者なのか、それともただの寂しいやつなのか。
……その答えは、まだ俺にも出てない。
叔父のCB400で、俺は夜な夜な依頼人を送り届ける。
校門からゲーセン、ドールハウスみたいな家、質素すぎる祖母の家——行き先はみんな、どこかズレてる。
そんな俺の前に現れたのが、元・幼馴染の白峰アイリ。
恋人みたいに甘くて、でもなんかぬるくて、
……この関係、ミルクティーみたいで気持ち悪い。
誰とも喋らない。記録もない。存在感ゼロ。
……おい待て、それって人としてどうなんだ?
この非合法な夜の革命劇、
もしかして最初から、“俺ひとりの妄想”だった説、あるぞ?
バイクで孤独を運ぶ、青春ど真っ逆さまストーリー。
痛さ全開、ズレっぱなしの俺が暴走する。
——これが、俺たち(俺ひとり)の、
“非合法ラブコメ学園革命”だ。
タイトル 「お前に問う。陰キャの非合法ラブコメはミルクティー風味か?」
毎週 火曜日と金曜日の18時に更新!
キャラ紹介
【キャラクター紹介|
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◆ 鷹志 駆(たかし・かける)
主人公/ぼっち × ドライバー × 正義狂
誰にも頼まれていない。誰も望んでいない。
だが──鷹志 駆は、今日もバイクで誰かを「送って」いる。
孤独な依頼人を、自分勝手な正義感で勝手に救おうとする“痛い高校生”。
生徒の身でバイクを走らせるのは違法だとわかっている。
それでも、意味がほしかった。使命が、役割がほしかった。
だから彼は、叔父の遺したCB400に跨り、誰にも気づかれず、学園の裏でエンジンを鳴らす。
「……俺がドライバーXだ」
その名乗りに何の意味があるのか、自分でもよく分かっていない。
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◆ 白峰 アイリ(しらみね・あいり)
ヒロイン/幼馴染 × 情報屋 × 火付け役
「ねえ、送ってあげなよ。あなた、そういうの得意でしょ?」
──すべては、彼女の一言から始まった。
5年前に突然転校し、そしてある日、何事もなかったかのように戻ってきた。
神出鬼没、嘘と本音の境界線が曖昧な少女。
駆の暴走を煽り、支えるように見えて、その実、何を考えているのか誰にも分からない。
彼女は本気で駆を想っているのか、それともただ、面白がっているだけなのか。
真相は彼女の中にある──ただし、それが「本当に存在している」のかどうかも含めて、疑わしい。
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◆ 鷹志 虎太郎(たかし・こたろう)
叔父/元・個人タク運転手/今は過去の亡者
深夜、タクシーの後部座席に座るのは、社会のはみ出し者ばかりだった。
──だからこそ彼は、運び続けた。
孤独を。怒りを。人間の“終わりかけ”の感情を。
その姿は、駆の思想の礎となった。
だが彼は、ある事件をきっかけにすべてを手放し、引きこもる。
ちょうど、白峰アイリが転校し、駆が壊れ始めた時期と重なる。
まるで、正義が死に、幻想が生まれた瞬間のように。