あらすじ
私、フィオレッタ・ラヴァルは、どこにでもいるただの侯爵令嬢だ。
少し他の人と違うところといえば、前世の記憶を持つ“転生者”であること。
前世で読んだ小説『恋するトウィンクル聖女』の主人公に転生してしまった私は、自分の運命を受け入れながら楽しく毎日を生きていた。
そんなある日、我儘で傲慢だと悪名高いバイオレット嬢が、突然人が変わったように性格が穏やかになったという噂を聞き…。
そのうえバイオレット嬢は、自分は“転生者”であると私に明かし、なんと「私と代わってほしい」と言い出した。
何を代わって欲しいのかと疑問に思いつつも、突如として物語の悪役になってしまった彼女を不憫に思ったその時。
私の身体はバイオレット嬢によって崖から突き落とされてしまって――