あらすじ
厄災の悪役令嬢レティシア・ドンバッセルは常に腫れ物扱いされていた。
彼女がなぜ厄災の悪役令嬢と言われるようになったのか。
それは彼女の特別な能力のせいである。
スキル【封印】【解放】人や魔物の能力を封印できてしまうのだ。更に解放の力を使って封印した能力も使えてしまう。
だが、レティシアに【解放】の能力がある事は家族しか知らない。
こんな便利なスキルがあると知られると、色々な悪事に利用されかれないと両親が考えたからだ。
そんな優しい両親の気持ちとは裏腹に、レティシアは国から利用されてしまう。
厄災の魔王が現れたのだ。人々は恐怖に慄き、国一丸となり対策を協議した結果。厄災の魔王の能力を封印しろと、当時まだ六歳のレティシアに白羽の矢が立ったのだ。もちろん両親は断固として反対した。しかし王命が降り、ドンバッセル領の騎士たちとともに魔王城へと向かう。そしてレティシアは魔王の能力さえも封印してしまった。
能力を奪われた厄災の魔王は簡単に討伐された。
厄災の魔王討伐に貢献したとドンバッセル辺境伯家は国からかなりの褒賞をもらい、レティシアは第二王子と婚約する事になった。
初めは皆から感謝されていたのだが、十年も経つと厄災の言葉が一人歩きし、いつの間にか厄災の令嬢と陰で言われるようになった。学園では腫れ物扱い、裏で悪いことをしていると厄災の悪役令嬢と呼ばれるようになる。
レティシアはそう呼ばれることを否定しなかった。
なぜなら王子と婚約解消してしたかったからだ。
十年付き合って分かったこと、第二王子はかなりバカだった。見た目だけが良いので令嬢からはモテる。なので女癖も最悪。誰がこんな男と結婚したいと思うのだ。
王命でなければとっとと婚約破棄しているところである。
そう、みんなは一番重要なことを知らない。史上最強である厄災の魔王の能力が使える最強少女が爆誕したことを。