あらすじ
近未来、自らのDNAから魂の具現「幻獣(ファントム)」を召喚する能力が全ての世界。
最高学府・箱根神山学術院で、神凪灰人(かんなぎ はいと)は幻獣を召喚できない唯一の「欠落者(デフェクト)」として、蔑まれ、虐げられていた。
しかし、彼には秘密があった。
他者の能力と遺伝子情報を丸ごと喰らい、自らの力とする禁忌の能力──【神咒編纂(ゲノム・エディット)】。
ある夜、暴走幻獣による惨劇が学園を襲う。仲間が、エリートたちが無惨に引き裂かれる絶望の中、灰人は初めてその本性を解放する。それは、剥き出しの暴力。敵の肉体を砕き、その能力を奪い取る、捕食者の戦いだった。
この日を境に、彼の周りには、その異様な力に魅了された女たちが集い始める。
これは、全てを失った空っぽの少年が、敵を喰らい、仲間を抱き、自らの遺伝子(そんざい)を証明するために、偽りの神々が支配する世界に牙を剥く物語。