あらすじ
「俺と結婚してくれ。だが、愛は求めるな」
――そう言われて始まった、王太子・カイゼルとの契約結婚。
公爵令嬢でありながら、地味で冷遇されていたセレナに突然舞い込んだ縁談。
それは“愛のない政略結婚”だったはずなのに――
「今夜は一緒に寝てもいいか?」
「君の好きな香り、覚えておきたいだけだ」
「他の男に笑いかけるな。……俺の妻だろ?」
あれ、なんかおかしくないですか王太子殿下!?
愛は要らないって言ってたのに、最近どんどん甘くなってきてる気がするんですが!
最初は形だけの関係だと思っていたはずが、ふたりの距離は次第に近づいていく。
けれど彼には、誰にも言えない過去と心の傷があって――
「……怖かったんだ。愛して、失うのが」
偽りの契約から始まった関係が、本物の愛に変わるまで。
冷酷だと思われていた王太子が、実は一途で不器用すぎる甘々男だった!?