あらすじ
◆ あらすじ
ローマ帝国による弾圧から逃げた吸血鬼エリザベートは、逃亡生活中に陽光を浴びて灰になってしまう。
1000年後に復活した彼女は、目立たずにスローライフを送ることを決意。
しかし彼女が暮らす村は戦争や流行病により滅んでしまう。
時代は14世紀初等。
安住の地を求めた旅だったエリザベートはやがて、南フランスの城塞都市アイガ・モルタス(現エーグ・モルト)にたどりつく。
高い壁に囲まれた都市は、太陽を避ける吸血鬼が隠れ潜むには最適な場所であった。
エリザベートは正体を隠し、理髪外科医として働く。
この時代では「血を抜けば病気が治る」と信じられているため、彼女は白昼堂々と合法的に他者の血を手に入れることができた。
エリザベートは平穏に暮らしていた。
だが、彼女の持つ建物や親方の職位に嫉妬した職人が嫌がらせを始める。
言語知識が豊富で医学に優れた彼女の才能は、男性本位の時代において、男の目からは生意気な存在として映っていたのだ。
さらに、都市内外に不穏な空気が流れ始める。
都市のすぐ近くでオオカミが目撃され人々は城壁外での行動が制限されるようになり、隣の領地では悪魔憑き騒動が起き……。
太陽がちょっと苦手。たま~に、血を少し飲むだけで十分。そんな吸血鬼のエリザベートは、果たして平穏に生きていけるのでしょうか。
◆ 概要
ガチめの中世ヨーロッパです。
当時の文化や宗教、価値観を可能な限り調べて、城塞都市での日常生活を再現しています。
黒死病の大流行や大きな戦争の狭間にあるちょっとした平穏な時期の、城塞都市民の暮らしぶりや、主人公がが中世知識で中世人に冗談を言ったりマウントをとったりする様子を楽しんでください。
◆ 本作は下記作品のリニューアル版です。
1310年南フランス城塞都市の理髪外科医と悪魔憑き ~同業者からの嫌がらせになんか屈しない! 私は「理髪外科医」兼「公証人」でラテン語だって話せるんだから~
https://ncode.syosetu.com/n5699jh/
◆ 主な変更点
・エリザベートの正体を冒頭で読者に公開しています。
・全体的にライト文芸よりに微調整。
・カクヨム版(https://kakuyomu.jp/works/16818093089628941235)からタイトルを若干変更。
・難読語にルビを振りました。