あらすじ
「ななつめを知れば、呪われる」――まことしやかに語り継がれる月波見学園の七不思議。
全寮制のこの学園で、中等部の竹村(たけむら)竣(しゅん)が不可解な死を遂げたのは雨の日のことだった。
彼が七不思議を調べていたこと、その死に場所が七不思議の【ひとつめ】に語られる場所だったということはすぐに広まり、一致しすぎた状況に、彼の死は七不思議の呪いであるということが囁かれ始める。
七不思議を忌避していた佐々木(ささき)実鷹(さねたか)は、旧校舎で謎めいた転入生、姫烏頭(ひめうず)蒼雪(そうせつ)と出会う。彼は彼の目的で、七不思議の裏に隠されたものを暴こうとしていた。
これは、七不思議を解き明かす物語。解き明かしていく度に、『いつか』のことが暴かれていく。
月波見学園に棲みつくのは、ただの怪異か。それとも、人の業か。
彼らが【ななつめ】に手を伸ばすとき、開かずの扉は静かに開かれる。