あらすじ
国民の四大義務
・教育の義務
・勤労の義務
・納税の義務
・信仰の義務
以上の四項目を、国民の義務と定める。
――全世界共通の事象。それは無限に等しい数の神だった。
有史以来、神の居ない文明は存在しない。人々は神の助けを借り、繁栄を続けて来た。その対価は『命』である。羽虫から家畜、人間の命までを神は求め、人は神に繁栄の手助けを求めた。
神に依れば、人は多くの血を流さずに済む。しかし、人は何処までも強欲で、大きな争いで命を浪費しては大規模な神罰さえ下った。
知恵の代わりに助言を。力の代わりに施しを。科学の代わりに奇跡を。
その恩恵を受けた人々は、神の姿も声も知らねど、ただ増え続けることが出来ました。
21世紀にもなれば、全世界の国は目覚ましい発展を見せ、命を消費し供給する、そのサイクルを安定させているものです。神の力を借り、人は存続していました。
これは、そんな命の渦に生きる者達の『生』を垣間見る物語。