あらすじ
私、春原日葵には大切な彼女がいた。同じクラスの如月初音から告白されたのは高校2年の時の話。可愛くて、何でもできて、優しい、憧れの存在である彼女に告白されて、断る理由なんてない。それからというもの、私たちは付き合い始めるようになった。けど、好きな子と笑いあえる時間は永遠じゃなかったんだ。3年生になって2人で受験勉強をしている時、私は勉強が苦手な自分にイライラしていた。それで、つい言ってしまったんだ。
「私やっぱ勉強向いてないわ。良いよね、初音は。何の苦労もなく良い点数が取れて。」
「は?何よその言い方?あたしが見えないところで日頃どんだけ努力してると思ってんの?あたしほど努力してないお気楽さんが、何の苦労もないなんて言わないで。」
私は彼女のその言葉に再びカチンときて言い返した。
「私だって...私だって、自分なりに一生懸命頑張ってんの。頑張っても勉強できない人の気持ちなんて、初音にはどうせ分からないくせに。勝手なこと言わないで!」
私は泣きながら教室を飛び出した。
後日、私はあの日の行動を死ぬほど後悔した。
初音が交通事故に遭った。そして、運ばれた病院先でも意識を取り戻していない。私があの日あんなことを言わなければ、初音がこんな事故に遭うこともなかったかもしれないのに...私って本当にバカだ。お願い、初音、目を覚まして、そしてあの日のバカな私を許して...