あらすじ
「君の声は、テノールには向いていない」
天才ボーイソプラノともてはやされた過去は遠く、変声期後も低い声が出せないノエルは、声楽の師匠から破門を言い渡された。
故郷に帰るか死ぬか——そんな極端な選択を考えていた彼を救ったのは、幼馴染のマーカスだった。
「聖騎士見習いの試験、一緒に受けてみないか?」
なぜか合格したノエルを待っていたのは、驚愕の任務。
「女装して、聖女学園に潜入してもらう」
聖女たちが楽器で聖獣を召喚し魔獣と戦う、女子だけの学園。
そこで起きている聖女昏睡事件を調査するため、ノエルは「ノエル・クローチェ」として入学することに。
しかし同室になったのは、なんと初恋の相手・リタルシア!
彼女は聖騎士隊長の娘で、父の密命によりノエルの正体を知っていた。
なのに「知らないふり」をして迫ってくる!
「ノエルの歌声、とっても素敵♪ もっと聞かせて?」
「女の子同士なんだから、恥ずかしがらないで」
さらに学園では、黒炎の魔鳥が聖獣を喰らい、聖女を昏睡させる事件が続発。
調査を進めるうち、千年の歴史に隠された驚愕の真実が明らかに——
コンプレックスだった「高い声」こそが、最強の聖獣・ユニコーンを呼ぶ鍵だった!
自分の声を、自分自身を受け入れられない少年が、
愛する人を守るため、ありのままの歌声で戦う。
音楽が力となる学園ファンタジーバトル、開幕!