あらすじ


 退屈な講義、代わり映えのしないサークルの飲み会。ごく平凡な大学生活を送っていた僕、相田健太の日常は、あの日、一本の脇道に逸れたことから、予測不能なカオスに巻き込まれていく。
 迷い込んだのは、取り壊し寸前の旧校舎。その一番奥にひっそりと存在する、廃部寸前の「ミステリー研究会」。そこで僕が出会ったのは、部長の飛鳥井明日香。太陽のように明るく笑う、誰もが振り返るほどの美少女。だが、彼女は重度のUFO・オカルトマニアで、学内では有名な“変人”だった。
「UFO、信じますか?」
 キラキラした瞳でそう尋ねる彼女に一目惚れした僕は、勢いで入部届を提出。それが、奇妙で、最高に面白い日々の始まりだった。
 僕の入部を皮切りに、このカオスな聖域には、ワケアリだけど愛すべき仲間たちが次々と集まってくる。気合ですべてを解決しようとする脳筋柔道部員、姿を見せない天才ハッカー少女、過去を隠す元アイドル、口だけは達者な売れないホスト、そして全てを見通すクールな富豪令嬢。
 そんな彼らに舞い込む依頼は「呪いのロッカー」や「学園七不思議」といった、オカルトめいた珍事件ばかり。部長の突拍子もないオカルト理論が炸裂し、個性豊かな仲間たちが事態をさらにかき乱す。抱腹絶倒のドタバタ劇に、君は電車で読めるだろうか?
 だが、この物語は、ただのコメディではない。
 一見、馬鹿馬鹿しい事件の裏には、いつも、誰かの隠された想いや、切ない人間ドラマが横たわっている。仲間が抱える過去の傷、忘れ去られた悲しい恋の記憶、そして、大学の土地そのものに眠る、禁断の謎。
「全ての物事は、目に見えない“周波数”で繋がり合い、共鳴しているの」
 そう語る部長の言葉通り、僕らは、事件を解決するうちに、この世界の、複雑で、美しく、そして、時に残酷な、関係性の網の目を目の当たりにしていく。ハンカチ必須の感動的なエピソードは、あなたの涙腺を、必ず、緩ませるだろう。
 はみ出し者たちが、互いの“普通じゃない”部分を認め合い、笑い、泣き、ぶつかり合いながら、かけがえのない「居場所」を見つけていく物語。読み終わった時、きっとあなたの世界は、昨日よりも、少しだけ、愛おしく、輝いて見えるはずだ。
 予測不能な青春オカルトミステリー、ここに開幕!

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アルファポリス
アルファポリス2025/06/18
  • 現在の作品『僕らの不協和音(ノイズ)と、君という名の周波数』