あらすじ

【なろう小説さんにも掲載中】剣士ライン=キルトは、冒険者として名を馳せることを夢見て、血と汗と剣を捧げてきた。  幼い頃から剣を握り、パーティの中堅として名が通るようになったこの頃、ライン=キルトはようやく手応えを感じ始めていた。  ……その矢先だった。 「悪いけど、ここで終わりにしましょう、ライン。あなたには……未来がないもの」  恋人であり、仲間でもあった魔術師アイリスが、そう言い放った時、何を言われているのか理解できなかった。 「……どういう意味だ、それは」  アイリスは視線を逸らし、パーティのリーダーであるグレイが代わって口を開く。 「すまない、ライン。お前の剣の腕が信用できないわけじゃない。だが……今回、新たに加わることになった“彼”が条件を出してきたんだ」 「“彼”?」  聞き返すまでもない。今、貴族の道楽で冒険者を気取っている、あの男――リオネル=ダンバリー伯爵家の令息だ。  小手先の魔法と派手な装備を振りかざし、貧乏くさい冒険者の中でやたらと目立っていた。金とコネで危険な任務を避け、戦果だけを誇る男。  その男が言ったというのだ。「アイリスを専属魔導士にする。だが、あの“しがない剣士”とは縁を切ることが条件だ」と。 「私……選んだの。ごめんなさい、ライン」  目を伏せるアイリスの言葉に、ラインの胸は張り裂けそうになった。  何も言えず、何も聞こえず――店の扉を開け、ふらふらと外へ出た。  気がつけば、ギルドの前に立っていた。  まだ陽が高い。依頼掲示板の前に人だかりができている。  ラインは、呼吸を整えて掲示板に目をやった。これまで何度も挑んできたように――ひとりででも、やってやる。 「すみませんねえ、ラインさん。最近、伯爵家からの圧力がありまして……あなたに依頼を渡すのは、ちょっと……」  この街の冒険者ギルドでの依頼は受けられなくなっていた。  夕刻。人通りの少ない裏道。  貴族に歯向かえば、全てを失う。それが“この街”――貴族が支配する街の現実。  だが、だからこそ、ラインの中に燃え盛るものがあった。 「見ていろ、アイリス……ダンバリー……」  その時、ラインの中で何かが生まれた!それは、剣聖になる決意!  この時、剣聖ラインへの道が誕生した。  このまま終わってたまるか。  ここからラインの復讐劇が始まる。

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カクヨム
カクヨム2025/06/18
  • 現在の作品【絶対に許さない!】結婚間近の恋人を奪われ、さらに冒険者パーティーから追放、貴族の圧力で街にいられなくなった。お前らの血は何色だ!剣聖ライン=キリトの復讐は始まる!