あらすじ
科学が発展し、ソーラーパンク(自然と科学技術が共生する社会)に行きついた日本。
人々はみな、迷信や魔術を忘れ、最先端科学の恩恵を享受していた。
そんな時代に一人。
古びた魔導書や奇妙な骨董品に囲まれた部屋で魔術の鍛錬に励む少年――骨喰加那太(ほねくいかなた)――通称、カロ。
カロは高校生でありながら、同時に政府が認めていない黒(違法)魔術師であった。
ある日、そんなカロの元にとある正体不明の小包みが届く。
それは、先日亡くなった叔父から送られたものだった。叔父はカロの魔術の師匠だった。
カロはそれを眺めながら、叔父との日々を思い出し、感慨にふける。
そして、もしかしたら自分のために魔術の道具や本でも送ってくれたのかもしれない。――が、その時だった。
箱の上蓋が暴発してカロの額を叩く。
カロは、勢いに押されて顔を上げる。――と、その視界に飛び込んできたのは、物言わぬ土人形の少女――玉砂シズクの姿だった。
そして、カロは、手紙伝いで叔父からその少女を守るよう頼まれる。
犬に吠えられただけで身体が弾けたり、感情の読めない行動ばかりとる玉砂シズク。
果たして、カロはそんな彼女を政府組織やシズクを脅かす存在から守り抜くことは出来るのか。
王道学園ファンタジー、ここに開幕――。