あらすじ
――仕事の半分はAIに取って代わられる。
そんな時代に、「育児」までAIにできるのか――。
前代未聞の実験が始まった。
AI研究者・日高雪雄(ひだか ゆきお)博士が、あるプロジェクトを始動した。
児童養護施設に置いていかれた赤ちゃん・ハルの育児を、AIを搭載したロボット「HANA(ハナ)」にサポートさせる実証実験だ。
初めてのことで、すべてが順風満帆とはいかない。
泣いては抱っこ、ミルクを飲ませ、熱を出せばつきっきりで看病し、絵本も読み聞かせる。
HANAは日々学び、ハルにとって最善の行動を探し続ける。
その姿は、まるで“母親”のようだった。
調整や試行錯誤を繰り返しながら、博士や研究室の仲間たちも、HANAと共に少しずつ「親」になっていく。
そんな折、ローカルテレビ局が密着取材を申し込んできて――?
AIも成長し、絆を育む。
「家族ってなんだろう?」
「子育てに、“人間であること”は本当に必要なのか?」
これは、人工知能と人が紡ぐ、家族の物語。