あらすじ
ある夏の午後、白戸市の田火山に抱かれた湖・根津湖に小さな隕石が落ちた。
それからしばらくして、田火山の山荘レストラン『山猫亭』では、武田中学一年C組の同窓会が開かれようとしていた。
集められたのは、十年前にひとつの教室で過ごした男女二十名。だが同窓会は、恐ろしい映像で幕を開ける。
彼らの前に現れたのは、かつてクラスで凄惨なイジメを受けていた加藤亜嵐という名の少年であった。その身と心を蹂躙され尽くした彼は、復讐の牙を研ぎ続けていたのだ。
押し黙る室内に、彼の低く静かな声が響く。
「さあ、カメラの前で語ってもらおうか。お前たちが、何をしたのかをな」
だが、復讐劇が始まった夜に、奇妙な者たちが忍び寄る。
根津湖から異形のものが動き出し、血に飢えた狂信者たちが山猫亭へと向かっていく。さらに、全ての鍵となる奇妙な母娘が、まさに始まらんとしていた復讐劇の舞台に乱入してきた。
そして……運命の輪が繋がっていく──