あらすじ

かつて地図から消えた村――渋丹村。
大学の課題としてその存在を調査することになった「私」と、教授、先輩の三人は、静かな山間の町を訪れる。町の図書館や役場を巡る中で、廃村となった渋丹村が、町の北東に広がる立ち入り禁止の森の奥に存在していたことを突き止める。

やがて一行は、森に近い場所に残された、教授の先祖の住まい――旧村田家――の存在を知る。人が寄りつかない古びたその屋敷には、時が止まったような空気と、異様な静けさが漂っていた。

巻物に描かれた奇怪な儀式の絵、夜ごと見る不可解な夢、森に引き寄せられるような感覚――
かつて渋丹村で行われていた“祈り”とは何だったのか。
そして、夢の中で見た「幸福」とは、いったい何だったのか。

忘れられた村の記憶が、少しずつ“現実”を侵食しはじめる。


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アルファポリス
アルファポリス2025/06/16
  • 現在の作品渋丹村