あらすじ
正妃の娘として生まれたリアナは、同じ日に生まれた愛人の娘と取り違えられ、“愛人の子”として虐げられて育てられた。
家族や下女からも召使い以下の扱いを受け、誰にも愛されず、泥にまみれた日々。
ついには金と引き換えに、恐ろしいと噂される辺境の『残虐公』のもとへ嫁がされることに。
だが彼こそが、リアナの運命を変える人物だった――!
「大丈夫。君を泣かせる者は、俺がすべて斬る」
優しくて誠実で、強くて誰よりも人を守る騎士のような男。
リアナは彼のもとで、初めて“人として”大切にされる幸せを知っていく。
そして明かされる真実。
リアナに宿る、魔物を退け土地を祝福する《聖痕》。
それは、正妃の血を継ぐ者にのみ与えられる、祝福だった――。
偽りの姫に奪われた運命を、真実の花嫁が取り戻す。
誰よりも優しい“残虐公”と、ボロ雑巾のように捨てられた少女が築く、幸せなざまぁの物語。