あらすじ
少女サナエは、京の都の郊外で貧しくとも幸せに暮らしていたが、ある日見ず知らずの場所に召喚されてしまう。そこは黄泉の国と呼ばれる死者の世界だった。サナエは支配者である黄泉神(よもつかみ)の巫女を務める花嫁として招かれたのだ。
彼女は村を疫病から守ってもらう約束と引き換えに、神の花嫁として一年間を過ごすことを決める。
仮にも夫たる黄泉神はサナエと距離を置きたがり、思い悩む彼女の夢には「火垂」と名乗る優しい青年が現れるようになる。
御役目か愛かを選ばねばならないのか? 揺れるサナエに寄り添う二人の男にはどこか重なるものがあり……。
カクヨム恋愛小説大賞【ナツガタリ'25】「和風ファンタジー×契約結婚」部門に参加しています。