あらすじ

西暦二千年も半ばに差し掛かる頃、日本には予想より早く、超高齢化の波が押し寄せていた。六十歳以上の老人が約二人に一人となる異常事態。若者が老人を支え切れない現実が誰の目にも明らかだった。  改善案として、俗に言う『姥捨て山』法案が制定された。七十歳以上の人間は全て安楽死させると言う究極の法案だ。ただ、老人に無条件で死んで貰うのではない。七十歳の誕生日の一週間前に、政府から本人しか使用出来ない、百万円分の養老カードが支給され、どんな貧困者でも最後の一時を有意義に過ごせるのだ。金持ちとは違い余裕の無い生活を送ってきた人間にとって、人生の悔いを残さない為の時間とお金だった。

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カクヨム
カクヨム2022/09/14
  • 現在の作品姥捨て山で迎える最期の日