あらすじ
薬を作り、人から植物までも癒す子爵令嬢ソフィアは、婚約者カールと男爵令嬢エミリーナの浮気現場に出くわした。
立ち尽くすソフィアにカールは叫んだ。
「出ていけ、薬湯臭い魔女め!」
その上、彼は「ソフィアがエミリーナに危害を加えた」と嘘を広めてしまった。
社交界から爪弾きにされたソフィアは、ほとぼりが冷めるまで修道院へ身を寄せることに。
そこで、王に次ぐ力を持つ辺境伯アルヴィンと出会う。
彼は言った。
「君には癒しの異能があるようだ。領内の流行り病を治すため、力を貸してほしい」
ソフィアは辺境の民を救うため、そしてアルヴィンの病を治すため、彼の城で薬を作ることに。
ただし、一つ約束事がある。
「城の地下室へ入ってはいけない」
破れば城外へ出られなくなるという。
身構えるソフィアだが、時折見えるアルヴィンの優しさに惹かれていく。
貴族嫌いのアルヴィンも、民のために働くソフィアに好意を抱く。
しかし、なぜかアルヴィンはソフィアの治療を拒み続ける。
自分は病気ではない、と言い張る。
彼がソフィアと距離を取る理由は、地下室にあるようだが……
ソフィアはどうすべきかと思い悩むのだった。