あらすじ

教室が怖くなって、不登校になった中学二年生のさやか。
「どうせ、誰も私のことなんて気にしてない」
そう思いながら久しぶりに学校へ行った日、彼女の机の中に一通の手紙が入っていた。

「おかえり。ちゃんと、待ってたよ。」

差出人の名前もない、小さなその手紙。
それからさやかが登校するたびに、少しずつ増えていく言葉たち。
「今日の空、きれいだったよ」
「失敗したって大丈夫。またやればいいんだよ」

一体誰が――?
心の奥にじんわりと沁み込んでいく手紙が、さやかの閉じかけた心を少しずつ開いていく。

でも、それはただの優しさだけじゃなかった。
最後の手紙に記された名前を見たとき、さやかは初めて、本当に泣いた。

これは、会えなかった“誰か”からの手紙に救われた少女の、静かな再生の物語。

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アルファポリス
アルファポリス2025/06/13
  • 現在の作品机の中の手紙