あらすじ

人の願いを叶えるたびに、少しずつ醜くなる―― それが、私の“力”だった。 小さな頃から、家族や婚約者の願いを叶え続けてきた。 美しさも、富も、名誉も、全部あげた。 その代わりに、私は少しずつ醜くなり、そして“不要”になった。 「こんな姿の君とは、結婚できない」 そう言われて捨てられた私は、ただ静かに国を出た。 もう、誰の願いも叶えたくない。 ただ静かに、朽ちるだけ――そう思っていた。 けれど、隣国の片隅で出会った青年ユリオは、 私を見て、涙を流してこう言った。 「もう君は、誰の願いも叶えなくていい。 今度は、君が幸せになる番だ」 ――これは、願われて壊された少女が、 かつて“自分が救った”王子に見つけられ、 自分自身の幸せを取り戻す、愛とざまぁの物語。 願いを捧げた元家族と婚約者が、 ゆっくりと、崩れていくのを見届けながら。 私は、私の人生を生きていく。

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小説を読もう2025/06/11
  • 現在の作品願いを叶えて“醜く”なった私は、もうあなたの幸せを祈らない――それでも私は、幸せになった