あらすじ

41歳、独身。子どももいない。パートも辞めた。恋人はいない。家族とは疎遠。
「でもまあ、死ぬほどじゃないし」と思いながら、今日もコンビニで卵と豆腐を買う。

主人公・奈緒は、都会の片隅で静かに生きている女性。
誰かに迷惑をかけることもなく、誰かに頼ることもない。
ただ、誰にも気づかれないまま、日々が淡々と過ぎていく。

隣人の孤独死。元恋人からの年賀状。スーパーの卵焼きが妙に美味しかった日。
記憶のように柔らかく、記録のように冷たい「日常」は、やがて最期の夜へと向かっていく。

──誰にも看取られずに終わる人生は、果たして“不幸”なのか。
“孤独”のなかにも、小さな灯があるとしたら──。

静かで、優しくて、でも時折、胸の奥をじんわり締めつける。
これは「孤独死」を描く物語ではなく、「誰かになりきれなかった人の人生」を描く、三千話の物語です。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2025/06/11
  • 現在の作品『おかえり、という声がしない夜に』 ―アラフォー独女・奈緒の三千夜記―