あらすじ

【決して絶てぬ血の契り──壊れても微笑む番を、狂気の愛が包み沈める。】 番契り。 赦しは蜜毒となり、優しさは檻へと変わる。 絡め取られ、壊れ、溶けていく──けれど、それは悦びだった。 宗像志貴は、血に選ばれた少女。 矛も術も持たず、ただ「器」として番の契りに縛られる運命。 彼女を護るのは、狼の仮面を纏う護り手・一心。 魂を交わし、香を重ねるほどに溶け合う二人。 志貴の魂は静かに侵され、壊れてゆく。 だが志貴は、決して逃げようとはしない。 微笑みながら、自ら檻へと沈んでいく──それこそが悦びだった。 赦しは毒となり、愛は倒錯へと沈む。 やがて仮面に罅が走り、香は崩れ、魂の炎は青白く濁り始める。 千年を超えて続く因果の中で、二人は逃れ得ぬ番の契りを繰り返す。 ──逃げ道など、最初からいらなかった。 「おまえは、俺の腕の中でだけ、壊れていけばいい。」 だがその愛の深淵の奥に、囁く名がある ──Veilmaker。 真実を隠し、世界に幻を編む者。 赦しも、愛も、番の契りさえも── それは幻なのか、真実なのか。 倒錯愛 × 執着愛 × 贖罪愛 × 奪愛──番地獄。 血が絡め取る禁忌の蜜毒耽美幻想、開幕。

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カクヨム
カクヨム2025/05/16
  • 現在の作品黙の月 ー千年の孤独に囚われ絡み咲く紅の檻