あらすじ
Vtuberとしてデビューしたい、と思っている主人公。準備だけは進めているが、怖くてなかなかデビューには踏み切れない。
そんな主人公の前に、異世界からやってきた最強の忍者が現れて……
☆
「大丈夫だよ……心配しないで。僕が守るから」
「ありがとう。この恩は忘れない」
「力ずく? いいのか? それはこちらの得意分野だが」
「あの……Vtuberになってみない?」
「殺してほしい相手がいるなら伝えてくれ。1週間以内に終わらせよう」
「依頼を受ければなんでもする。それが忍者の仕事だ」
「1年間でチャンネル登録者数1万人」
「5年で986人」
「100%だ。仕留め損なったことはない」
「リスクを恐れていては何もできないさ。それに最初は誰だって失敗するものだ。だが挑戦したうえでの失敗なら、きっと立ち直れる」
「自分を最高最強だと思うことだ」
「……ラスボスはそんなに強いのか?」
「なんでボクサーのパンチを食らっても無傷なんだ? なぜ打ち返せるんだ……?」
「成功を一番多く達成している人間は……大抵の場合、失敗も一番多く成し遂げているものだ」
「さて……宣言通りこの挑戦でクリアさせてもらおう」
「それは僕が言うやつ……」
「イノシシのY……? なにかの暗号か?」
「キミも相当な女たらしだな」
「運命の出会いということか」
「緊張したまま悔いを残すか? まぁ……それもまた素晴らしい経験になると思うが」
『Vtuberとして成功する可能性がある人……それは始めた人です。どんな天才であれ、始めなければ成功はありません。逆にどんな人でも、始めさえすれば可能性が生まれます。自分の思い描いた場所に行くには、挑戦するしかありません』
「挑戦したつもりだった。最善のつもりだった」
「逃げた道にも価値はある。あまり自分の選んだ道を卑下しないことだ」