あらすじ

剣奇小説とは、剣/刀の宿す奇なる“もの”と、それに抗(あらが)う人の奇縁とを、相応の文体で語る奇譚である。 [カクヨムコン短編部門参加作品を改稿し、連載版として錬十郎、浄心、千尋と剣(刀)にまつわる奇なる因縁との始まりから結末までを語ります] ――その声を聞けば、我が身は揺れる―― 平家一門が壇ノ浦に沈んで間もない頃、兄の打った刀を持って行方知れずになった従妹を探す錬十郎は、伊予国桜井村で幼い僧の浄心と出会う。四国八十八ヶ所を巡る浄心だったが、「次の札所・伊予国分寺への道を通る者はみな、平家の落武者・平征重(たいらのまさしげ)の刀を持った女に斬られて命を落とす」と村人から聞かされる。女の正体を確かめるため、あるいは満願成就のため、国分寺への道をたどる二人だったが、征重の真実と浄心の言葉をきっかけに、かつての暗く苦い後悔と惨劇の記憶を解き放ってしまう。

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カクヨム
カクヨム2024/12/19
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